機械的に送られてくる、的を射ない問い合わせにうんざりする日々

こんにちは。
株式会社フィアクレー、ブログ管理人の響子です。

前回は、お問い合わせフォームは本来、お客様との大切な接点だというお話を書きました。

でも、その大切な場所の景色は、少しずつ変わっていきました。


朝、パソコンを開く。

メールソフトを立ち上げる。

お問い合わせの通知が届いている。

「お客様かな。」
そう思って開くと、

「御社のホームページを拝見しました。」
そんな書き出しから始まるメールでした。

でも、その先を読んでいくと、
ホームページのどこを見たのかは書かれていません。
私たちが何をしている会社なのかにも触れられていません。

送られてくるのは、

SEO対策
営業代行
人材紹介
システム開発
ホームページ制作

そして、AIを使った営業支援。

どれも決して悪いサービスではありません。

きっと、そのサービスを必要としている会社もあるのでしょう。

でも、私たちに届くメールの多くは、
「とりあえず問い合わせフォームに送っている」
そんな印象を受けるものばかりでした。


最初の頃は、一通一通きちんと読んでいました。

「もしかしたら、本当に私たちに必要な提案かもしれない。」
そう思っていたからです。

でも、それが毎日続くようになると、少しずつ気持ちが変わっていきます。

通知が鳴る。

開く。

また同じような内容。

閉じる。

また通知。

開く。

また営業。

その繰り返し。

一通読むのに数十秒かもしれません。

でも、それが何十通、何百通と積み重なると、

奪われるのは時間だけではありませんでした。

集中力。
仕事の流れ。

そして、

「お客様からのお問い合わせかもしれない。」
という、小さな期待…

その期待が、少しずつ薄れていったのです。


ある日、ふと気づきました。

通知が届いた瞬間、

「お客様かな?」
ではなく、

「また営業かな。」
そう思っている自分がいることに…

それが、とても悲しかったのを覚えています。

お問い合わせフォームは、お客様との出会いの場所だったはずなのに
いつの間にか、「まず疑う場所」になってしまっていたのです。


もちろん、営業という仕事そのものを否定したいわけではありません。

私たちも会社ですから、新しい出会いの大切さはよく分かっています。

だからこそ、相手のことを調べ、考え、必要だと思って届ける提案には価値があると思っています。

でも、相手のことを知ろうとせず、誰にでも同じ文章を送るだけでは、
本当に届けたい相手にも届かなくなってしまう。

そんな気がしていました。


この頃はまだ、

「仕方ないよね。」
そう思って受け流していました。

でも、その”仕方ない”が通用しなくなる出来事が、すぐそこまで来ていたのです…

つづく

タイトルとURLをコピーしました